ConoHa WINGのメール機能を使いたいけど、設定がわからないぞ?
今回はこのような疑問にお答えします。
コノハウィングのメール機能を使いこなせるように、重要項目を全て解説します。
- メールアドレスの作成
- Webメールの使い方
- Outlookとの連携
- iPhoneとの連携
- Gmailとの連携
画像をたっぷり使い、分かりやすく解説しています。
ぜひ参考にしてください。
追記です。
サーバー未契約の方にはConoHa WINGの評判とデメリットの記事もおすすめです。
ConoHa WINGでのメールアドレスの設定方法
この項目では、コノハウィングの独自ドメインを使用して、メールアドレスを設定する方法を解説します。
- 独自ドメインを使用したメールアドレスの作成
- メール容量の設定
- メールアドレスへのセキュリティ機能の設定
- 自動返信メールの設定
独自ドメインにメールアドレスと容量を設定する
コノハウィングのコントロールパネルから【WING】⇒【メール管理】をクリックします。
メールアドレスを作る独自ドメインを選択し【切り替え】をクリックしましょう。
独自ドメインが表示されたら【メール設定】をクリックします。
【+メールアドレス】をクリックします。
画面が切り替わったら、以下の3項目を設定します。
- メールアドレス
- メールアドレス用のパスワード
- メールサーバーの容量
Yahooメールの容量が2GBだからです。
メールボックス開設時(または新仕様が提供された時)は、メールボックス容量の上限が2GBです。
引用:Yahoo-メールボックスの容量について
メール容量はこの画面で変更可能です。
【保存】をクリックすれば、メールアドレスとメール容量の設定は完了です。
作成できるメールアドレス数
項目 | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
メールアドレス数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ディスク容量 | 300GB | 400GB | 500GB |
ConoHa WINGでは料金プランに関係なく、メールアドレスを無制限に作ることができます。
作成したメールアドレスの確認方法
コントロールパネルで、メールアドレスを作成したドメインを表示させます。
次に【メール管理】⇒【メール設定】をクリックします。
【メールアドレス】のタブをクリックすると、作成したメールアドレスが表示されます。
メールアドレスにセキュリティ機能を設定する
コントロールパネルから【メールセキュリティ】をクリックします。
これでウィルスが検知されたメールは、自動削除されます。
メールアドレスに自動返信機能を設定する
ConoHa WINGのメールには、上図のように自動返信機能があります。
自動返信機能により、メールをくれた相手に「メールを受理した旨」「返信する納期」を伝えることができます。
作成したメールアドレスをクリックします。
自動返信設定
自動返信設定は、以下のように設定しましょう。
設定項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
利用設定 | OFF ⇒自動返信設定の入力が全て完了したらONに変更する |
送信者 | 本名またはニックネーム、ブログ名を記載 ⇒自動返信メールの差出名となる |
件名 | お問い合わせありがとうございます。 ⇒カスタマイズ可能 |
本文 | お問い合わせありがとうございます。3日以内に返信させて頂きます。 ⇒カスタマイズ可能 |
設定が完了したら【保存】をクリックしましょう。
「成功しました。」と表記されたら、設定は成功です。
最後に【利用設定】の項目をONにしましょう。
これで自動返信機能の設定は完了です。
ConoHa WINGのWebメールの使い方
この項目では、コノハウィングにWebメールにログインし、メールを送受信する方法を解説します。
- Webメールにログインする
- Webメールからテストメールを送信する
- Webメールを受信できない場合の対応
Webメールにログインする
ConoHa WINGのコントロールパネルから【Webメール】をクリックします。
以下の項目を入力して【ログイン】をクリックすれば、Webメールへのログインできます。
- ConoHa WINGのメールアドレス
- メールアドレスのパスワード
Webメールからテストメールを送信する
ConoHa WINGのWebメールから【新規作成】をクリックします。
Webメールは、以下のように入力します。
設定項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
宛先 | テストメールを受け取るメールアドレス |
件名 | テストメール |
本文 | テストメール |
入力が終わったら【送信】をクリックしましょう。
【送信済み】の項目に、送信したテストメールが表示されたらメール送信は成功です、
念のため、宛先にテストメールが届いたことも確認しておきましょう。
Webメールを送受信できない場合の対応
以下の内容を入力し、お問い合わせセンターに連絡しましょう。
入力項目 | 入力例 |
---|---|
送信元メールアドレス | *****@conoha.jp |
送信先メールアドレス | xxx@emaxple.com |
送信日時 | 2023年3月12日14:23:34 |
エラーメッセージ | The mail system: host xxxx[xxx.xxxx.xx.xx] said:550-5.1.1 The email account that you tried to reach does not exist. Pleasetry 550-5.1.1 double-checking the recipient’s email address for typos or550-5.1.1 unnecessary spaces. Learn more at 550 5.1.1https://support.google.com/mail/?p=NoSuchUser |
メールヘッダー情報 | Return-Path: <*****@conoha.jp> Delivered-To:xxx@emaxple.comReceived: from xxxby xxxfor ; Wed, 12Mar 2023 14:23:134… |
エラーの詳細 | メールを送信した際送信に失敗したとエラーメッセージが返ってきました。他のアドレスには送信が出来る状況です。 |
お問い合わせセンターの利用方法は、以下の記事で解説しています。
ConoHa WINGのメールアドレスとOutlookの連携設定
この項目ではコノハウィングのメールアドレスと、Outlookの連携方法を解説します。
まずは、Outlookを起動させましょう。
- OutlookにConoHa WINGのメールアカウントを追加する
- Outlookからテストメールを送信する
Outlookにメールアカウントを追加する
Outlookの管理画面から【ファイル】をクリックします。
【アカウントの追加】をクリックします。
「ConoHa WINGのメールアドレス」を入力し【自分で自分のアカウントを手動で設定】にチェックを入れます。
設定が完了したら【接続】をクリックします。
詳細設定では【IMAP】を選択します。
IMAPアカウント設定
【IMAPアカウント設定】は、以下のように設定しましょう。
設定項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
受信メールサーバー | ConoHa WINGのIMAPサーバーを入力 |
ポート | 993 ⇒ConoHa WINGにより指定されている |
暗号化方法 | SSL/TLS ⇒通信を暗号化してセキュリティを高める |
送信メールサーバー | ConoHa WINGのSMTPサーバーを入力 |
ポート | 465 ⇒ConoHa WINGにより指定されている |
暗号化方法 | SSL/TLS ⇒通信を暗号化してセキュリティを高める |
IMAPサーバーとSMTPサーバーはConoHa WINGのメールサーバーの調べ方で解説しています。
設定が完了したら【次へ】をクリックします。
最後に「メールアドレスのパスワード」を入力します。
入力が完了したら【接続】をクリックしましょう。
「アカウントが正常に追加されました」と表示されたら、Outlookへのメールアカウントの登録は完了です。
Outlookからテストメールを送信する
ConoHa WINGのメールアドレスとOutlookの連携を確認するために、テストメールを送信します。
Outlookからフリーメールのアドレスに、テストメールを送信してみましょう。
受信したテストメールの【差出人】にConoHa WINGのメールアドレスが表記されていれば、連携は成功です。
ConoHa WINGのメールアドレスとiPhone(スマホ)の連携設定
この項目では、コノハウィングのメールアドレスと、iPhoneを連携させる方法を解説します。
iPhoneは、iPhone SE(第2世代)を例に解説します。
- iPhoneにメールアカウントを追加する
- iPhoneにメールサーバーを登録する
- メールアカウントにSSL化を設定する
- iPhoneからテストメールを送信する
iPhoneにメールアカウントを追加する
iPhoneの画面から【設定】⇒【メール】をクリックします。
続いて【アカウント】⇒【アカウントを追加】をクリックしましょう。
iPhoneと連携させるメールの種類は【その他】を選択しましょう。
【アカウントの追加】の項目では【メールアカウントの追加】を選択します。
メールアカウントの登録
ConoHa WINGのメールアカウントを登録します。
設定項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
名前 | 本名、ニックネーム、ブログ名などを入力 ⇒メールの差出名となる |
メール | ConoHa WINGのメールアドレスを入力 |
パスワード | ConoHa WINGメールアドレスのパスワードを入力 |
説明 | 本名、ニックネーム、ブログ名などを入力 ⇒iPhoneに表示されるアカウント名になる |
これでiPhoneへのメールアカウントの登録は完了です。
iPhoneにメールサーバーを登録する
【新規アカウント】は【IMAP】を選択しましょう。
受信サーバーの登録
受信メールサーバー(IMAPサーバー)を登録します。
設定項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
ホスト名 | ConoHa WINGのIMAPサーバーを入力 |
ユーザー名 | ConoHa WINGのメールアドレスを入力 |
パスワード | ConoHa WINGメールアドレスのパスワードを入力 |
IMAPサーバーはConoHa WINGのメールサーバーの調べ方で解説しています。
送信サーバーの登録
次に送信メールサーバー(SMTPサーバー)を登録します。
設定項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
ホスト名 | ConoHa WINGのSMTPサーバーを入力 |
ユーザー名 | ConoHa WINGのメールアドレスを入力 |
パスワード | ConoHa WINGメールアドレスのパスワードを入力 |
SMTPサーバーはConoHa WINGのメールサーバーの調べ方で解説しています。
設定が完了したら画面が切り替わります。
【保存】をクリックしましょう。
これでiPhoneへのメールサーバーの登録は完了です。
メールアカウントにSSL化を設定する
iPhoneの画面から、ConoHa WINGのメールアカウントをクリックします。
続いて【IMAP】の項目の【アカウント】をクリックします。
【SMTPサーバー】を2度クリックします。
送信メールサーバーのSSL化
送信メールサーバーのSSL化は、以下のように設定します。
設定項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
ホスト名 | ConoHa WINGのSMTPサーバーを入力 |
ユーザー名 | ConoHa WINGのメールアドレスを入力 |
パスワード | ConoHa WINGメールアドレスのパスワードを入力 |
SSLを使用 | ONに設定 ⇒通信を暗号化してセキュリティを高める |
サーバポート | 465 ⇒ConoHa WINGにより指定されている |
SMTPサーバーはConoHa WINGのメールサーバーの調べ方で解説しています。
設定が完了したら【完了】をクリックしましょう。
画面を少し戻し【詳細】をクリックします。
受信メールサーバーのSSL化
【受信設定】は以下のように設定します。
設定項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
SSLを使用 | ONに設定 ⇒通信を暗号化してセキュリティを高める |
サーバポート | 993 ⇒ConoHa WINGにより指定されている |
これでConoHa WINGのメールアカウントへのSSL化設定は完了です。
iPhoneからテストメールを送信する
ConoHa WINGのメールアドレスとiPhoneの連携を確認するために、テストメールを送信します。
iPhoneからフリーメールにメール送信してみましょう。
受信したテストメールの【差出人】にConoHa WINGのメールアドレスが表記されていれば、連携は成功です。
ConoHa WINGのメールアドレスとGmailの連携設定
この項目では、コノハウィングのメールアドレスとGmailを連携させる方法を解説します。
- Gmailにメールアカウントとメールサーバーを追加する
- ConoHa WINGへのメールをGmailに転送する
- Gmailからテストメールを送信する
- iPhone(スマホ)とGmailを連携する
Gmailにメールアカウントとメールサーバーを追加する
Gmailから【設定】⇒【すべての設定を表示】をクリックします。
続いて【アカウントとインポート】⇒【メールアドレスを追加する】をクリックします。
ConoHa WINGのメールアドレスを入力し【次へ】をクリックします。
メールアカウントの追加では【他のアカウントからメールを読み込む(POP3)】を選択します。
選択したら【次へ】をクリックしましょう。
メールアカウントと受信サーバーの設定
【メールアカウントと受信サーバー】は、以下のように設定します。
設定項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
ユーザー名 | ConoHa WINGのメールアドレスを入力 |
パスワード | ConoHa WINGメールアドレスのパスワードを入力 |
POPサーバー | ConoHa WINGのPOPサーバーを入力 |
ポート | 995 ⇒ConoHa WINGにより指定されている |
メール取得にセキュリティで保護された接続(SSL)を使用する | チェックを入れる ⇒通信を暗号化してセキュリティを高める |
POPサーバーはConoHa WINGのメールサーバーの調べ方で解説しています。
設定が完了したら【アカウントの追加】をクリックします。
【メールアカウントが追加されました。】と表記されたら【メール送信をできるようにします。】にチェックを入れます。
チェックを入れたら【次へ】をクリックしましょう。
差出名の設定
差出名は、以下のように設定します。
設定項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
名前 | 本名、ニックネーム、ブログ名のいずれかを入力 ⇒メールの差出名となる |
エイリアスとして扱います | チェックを入れる ⇒メール送信時に差出人を、GmailとConoHa WINGから選択できる |
設定が終わったら【次のステップ】をクリックします。
送信サーバーの設定
SMTPサーバーに関する情報を入力します。
以下のように設定しましょう。
設定項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
SMTPサーバー | ConoHa WINGのSMTPサーバーを入力 |
ポート | 465 ⇒ConoHa WINGにより指定されている |
ユーザー名 | ConoHa WINGのメールアドレスを入力 |
パスワード | ConoHa WINGメールアドレスのパスワードを入力 |
SSLを使用したセキュリティで保護された接続(推奨) | チェックを入れる ⇒通信を暗号化してセキュリティを高める |
SMTPサーバーはConoHa WINGのメールサーバーの調べ方で解説しています。
設定が完了したら【アカウントを追加】をクリックします。
最後の確認コードを入力します。
Gmailのアドレスに確認コードが記載されたメールが届きます。
確認コードをコピーして、入力フォームに貼り付けてください。
確認をクリックすれば完了です。
ConoHa WINGへのメールをGmailに転送する
ConoHa WINGのメールアドレス宛てのメールを、Gmailが受信するまでには時間がかかります。
「GmailがPOPサーバーをチェックする間隔」が長いためです。
転送設定について解説します。
ConoHa WINGのコントロールパネルから【メール管理】⇒【メール設定】をクリックします。
【メール転送】を選択し【+転送設定】をクリックします。
メール転送設定
メール転送設定では、以下のように設定してください。
設定項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
ネームタグ | ConoHa WINGのメールアドレスを入力 |
転送条件(判定箇所) | 送信先アドレス |
転送条件(判定文字列) | ConoHa WINGのメールアドレスを入力 |
転送条件(判定方式) | 完全一致 |
転送先アドレス | Gmailのメールアドレスを入力 |
設定が完了したら【保存】をクリックしてください。
これで転送設定は完了です。
Gmailからテストメールを送信する
ConoHa WINGのメールアドレスとGmailの連携を確認するために、テストメールを送信します。
Gmailからフリーメールにメール送信してみましょう。
受信したテストメールの【差出人】にConoHa WINGのメールアドレスが表記されていれば、連携は成功です。
iPhone(スマホ)とGmailを連携する
iPhoneを使い、Gmailでメールを送受信することも可能です。
- ConoHa WING宛てのメールを、Gmailが受信する
- Gmailが受信したメールを、同期したiPhoneで確認する
設定方法はiPhoneを使いGmailでメールを送受信するで解説しています。
ConoHa WINGのメールサーバーの調べ方
コノハウィングのコントロールパネルから【メール管理】⇒【メール設定】をクリックします。
画面が切り替わったら【メールアドレス詳細】をクリックします。
【メールサーバー】の項目に、ConoHa WINGのメールサーバーが記載されています。
- SMTPサーバー
- IMAPサーバー
- POPサーバー
SMTPサーバーとは?
SMTPサーバーとは、自分が送信したメールを相手のSMTPサーバーへ配信するサーバーです。
ConoHa WINGとOutlookが連携することで、Outlookからの送信メールはConoHa WINGのSMTPサーバーを経由して送信されます。
そのためConoHa WINGのメールアドレスを使い、Outlookからメールを送信できます。
Outlookを例にしましたが、iPhoneやGmailと連携した時も原理は同じです。
IMAPサーバーとは?
IMAPサーバーとは、送信されたメールを受信するためのサーバーです。
送信されたメールはConoHa WINGのIMAPサーバーに保管されます。
ConoHa WINGとOutlookが連携することで、OutlookからIMAPサーバーに保管されたメールを閲覧することが可能になります。
POPサーバーとは?
POPサーバーとはIMAPサーバーと同じく、送信されたメールを受信するためのサーバーです。
ConoHa WINGとOutlookが連携することで、送信メールはConoHa WINGのPOPサーバーを経由してOutlookにダウンロードされます。
IMAPサーバーとPOPサーバーの違いは?
IMAPサーバーはメールをダウンロードしないからOutlookの容量を節約できるんだ。
ConoHa WINGのメール設定のまとめ
今回は、ConoHa WINGのメール設定について解説しました。
さくっとおさらいします。
- メールアドレスの作成
- 自動返信メールの作成
- Webメールの送受信
- Outlookの連携
- iPhoneとの連携
- Gmailとの連携
今回の内容は以上になります。
コメント
コメント一覧 (3件)
初めまして、こんにちは。
以下の部分が誤りだと思い、コメントさせていただきます。
「ConoHa WingへのメールをGmailに転送する(Gmailの遅い対策)」の部分です。
表の中に以下のように記載されています。
>転送条件(判定箇所) 送信元アドレス
ここは、恐らく「送信先アドレス」だと思われます。「送信元アドレス」だと正常に受信(転送)できないと思います。実際に僕の環境で試してみましたが、転送されませんでした。
公式サイトにも「送信先アドレス」と紹介されています。
https://support.conoha.jp/w/mailforwarding/
もし、僕のほうが間違っていた場合はすみません。
最後に、記事参考になりました。ありがとうございます。
ナポリタン寿司様
ご指摘ありがとうございます。
おっしゃる通りですね。
修正致します。
この度はご迷惑おかけいたしました。
Shota様、返信ありがとうございます。
>この度はご迷惑おかけいたしました。
とんでもないです!💦
細かい部分までびっしり書かれていて、すごく参考になりました。
これからも応援しております。