お名前ドットコムのドメインを、ConoHa WINGで使う方法が知りたいなぁ。
今回はこのような疑問にお答えします。
ネームサーバーを変更するだけで完了します。
今回はお名前ドットコムのドメインを、ConoHa WINGに使用する設定を解説します。
あわせて以下の内容も解説します。
- ドメインにWordPressを設定する方法
- ドメインをConoHa WINGに移管する方法
画像たっぷりで解説するので、ぜひ参考にしてください。
追記です。
サーバー未契約の方にはConoHa WINGの評判とデメリットの記事もおすすめです。
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ConoHa WINGとお名前.comのドメインを紐づける
「ConoHa WING」と「お名前ドットコムのドメイン」の紐づけには、以下の作業が必要です。
- お名前ドットコムでドメインのネームサーバーを変更
- ConoHa WINGにドメインを設定
お名前ドットコムでドメインのネームサーバーを変更する
お名前ドットコムのログイン画面に移動します。
以下の項目を入力し、管理画面にログインしましょう。
- お名前ID(会員ID)
- パスワード
ログインしたら、管理画面の上部の【ネームサーバーの設定】をクリックします。
ConoHa WINGで使用するドメインを選択します。
【他のネームサーバーを利用】をクリックしましょう。
ネームサーバー情報の入力
ネームサーバーは、以下のように設定します。
項目 | 設定方法 |
---|---|
1プライマリネームサーバー | ns-a1.conoha.io |
2セカンダリネームサーバー | ns-a2.conoha.io |
3ターシャリネームサーバー | ns-a3.conoha.io |
ドメインを他社で管理している場合、ドメインの管理元にてネームサーバー情報を以下のものに変更をお願い致します。
ns-a1.conoha.io
引用:ConoHa WING-WordPressかんたんセットアップ
ns-a2.conoha.io
ns-a3.conoha.io
設定が完了したら【確認画面へ進む】をクリックします。
ドメインプロティションは【設定しない】を選択しましょう。
ネームサーバー情報に問題がなければ【設定する】をクリックします。
状態の項目に「完了」と表示されたら、ネームサーバーの変更は完了です。
ネームサーバーの変更
※ネームサーバー変更の情報がインターネット全体に反映するまで、最大72時間程を要します。
引用:ロリポップ- 独自ドメインご利用時の作業内容
ConoHa WINGにドメインを設定する
ドメイン設定とは、ドメインとレンタルサーバーのIPアドレスを紐づけることです。
ドメインを設定することで、サーバー内にフォルダが作成され以下のことが可能になります。
- WordPressのインストール
- FTPサーバーとの接続
- メールアカウントの作成
ConoHa WINGでWordPressを運用するには、まずはドメイン設定が必要です。
ドメイン設定
ConoHa WINGのコントロールパネルから【サーバー管理】⇒【ドメイン】をクリックします。
【+ドメイン】をクリックします。
ドメイン設定は、以下のように設定します。
項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
ドメイン追加① | 【新規ドメインを追加】を選択 |
ドメイン追加② | お名前ドットコムで管理するドメイン名を入力 |
無料独自SSL | 【利用しない】を選択 ⇒WordPressインストール後に設定する |
設定が完了したら【保存】をクリックします。
「成功しました。ドメイン追加」と表示されたら、ドメイン設定の準備が始まります。
「ご確認ください。以下のドメインが稼働中になりました。」と表示されたら、ドメイン設定は完了です。
お名前.comのドメインにWordPressを設定する
この項目では「ConoHa WINGに紐づけたお名前ドットコムのドメイン」にWordPressを設定する方法を解説します。
設定は以下の4STEPです。
- 独自ドメインにWordPressをインストールする
- WordPressにSSLを設定する
- 独自ドメインの常時SSL化を確認する
- WordPress管理画面にログインする
独自ドメインにWordPressをインストールする
まずは【切り替え】をクリックして、WordPressを設定するドメインを表示させます。
【WordPress】のタグを選択し【+WordPress】をクリックします。
WordPressのインストール設定
WordPressのインストールは、以下のように設定します。
設定項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
インストール方法 | 新規インストールを選択 |
バージョン | デフォルト設定でOK ⇒WordPressのバージョンはインストールしてから更新可能 |
URL | wwwなしがおすすめ ⇒ブログURLが短くなるため |
URL(任意入力) | 空欄にする ⇒誤ったURLにWordPressがインストールされるため |
サイト名 | サイト名を入力 ⇒後から変更可能 |
メールアドレス | 使用頻度の高いメールアドレスを入力 ⇒登録したメールアドレスにWordPressから通知が届く |
ユーザー名 | WordPressに表示させるニックネームを入力 ⇒WordPressのログインIDとなる |
パスワード | WordPressのログインに使用するパスワードを入力 ⇒8文字以上 ⇒半角英数字記号を組み合わせる ⇒例:fdsjpo8t57@)hh |
データベース(データベース名) | デフォルト設定でOK ⇒新規にデータベースが作成される |
データベース(ユーザー名) | デフォルト設定でOK ⇒データベースへのログインIDとなる。 ⇒ユーザー名は控えておくこと |
データベース(パスワード) | データベースへのログインパスワードを入力 ⇒8文字以上 ⇒半角英数字記号を組み合わせる ⇒例:fdsjpo8t57@)hzc |
コントロールパネルプラグイン | 【インストールする】にチェックを入れない |
自動キャッシュクリアプラグイン | 【インストールする】にチェックを入れない |
「コントロールパネルプラグイン」と「自動キャッシュクリアプラグイン」については、以下の記事で解説しています。
設定が完了したら【保存】をクリックしましょう。
「成功しました。アプリケーションインストール」と表示されたら、WordPressのインストールが開始されます。
「ご確認ください。以下のアプリケーションが稼働中になりました。」と表示されたら、WordPressのインストールは完了です。
WordPressにSSL化を設定する
設定が必要なSSL化は、以下の3種類です。
SSL化の種類 | 設定場所 |
---|---|
独自ドメインのSSL化 | コントロールパネル |
WordPressのSSL化 | 設定済み |
独自ドメインの常時SSL化 | 設定済み |
未設定の「独自ドメインのSSL化」を設定します。
SSL化とは?
- Google Chrome
- Microsoft Edge
- Firefox
- Safari
データ通信を暗号化することで、以下のリスクからユーザーを守ることができます。
- WordPress(Webサイト、ブログ)のデータ改ざん
- なりすましによる盗聴やデータの悪用
- 個人情報やクレジットカード番号の漏えい
WordPressを安全に運営するためにも、SSL化は必須です。
なおWordPressをSSL化すると、URLは以下のように変化します。
- 「http://」が「https://」に変化
- 「保護されていない通信」の表記が、鍵マークに変化
常時SSL化とは?
以下の方法で、WordPress内全てのURLをSSL化します。
- SSL化されていないURLにアクセスがあった場合、SSL化されたURLに遷移させる(常時SSL化)
- プラグインで、画像と内部リンクのURLをhttps化する
ConoHa WINGでは、WordPressをインストールした時点で常時SSL化は完了しています。
そのため設定は不要です。
独自ドメインのSSL化申請
ConoHa WINGのコントロールパネルから【サイト管理】⇒【サイトセキュリティ】をクリックします。
無料独自SSLを「ON」に設定しましょう。
「受け付けました。無料独自SSL設定変更」と表示されたら、申請は完了です。
しばし待ちましょう。
独自ドメインのSSL化設定
コントロールパネルから【サイト管理】⇒【サイト設定】をクリックします。
確認できたら「SSL化有効化」をクリックします。
「成功しました。SSL有効化設定」と表示されたら、独自ドメインのSSL化は完了です。
独自ドメインの常時SSL化を確認する
アドレスバーに「http」から始まるURLを入力します。
パソコンの「Enterキー」を押した後に、以下のように変化したら常時SSL化は成功です。
- 「http://」が「https://」に変化
- 「保護されていない通信」の表記が、鍵マークに変化
WordPress管理画面にログインする
コントロールパネルから【サイト管理】⇒【サイト設定】をクリックします。
管理画面URLをクリックします。
WordPressのログイン画面が表示されます。
WordPressのインストール時に設定した「ユーザー名」と「パスワード」を入力し【ログイン】をクリックします。
これでWordPressの管理画面にログインできました。
ConoHa WINGにお名前.comのドメインを移管する
ドメインにWordPressを設定したら、ConoHa WINGのドメイン移管しましょう。
メリットは以下の4点です。
- ConoHa WINGの方が、ドメイン更新料金が安い
- ドメインとWordPressを同時に管理できる
- お名前ドットコムからの「うざいメール」から解放される
- 他社からWordPressを移行した場合、ドメインを永久無料に設定できる
以上の理由から、ConoHa WINGにドメイン移管することをおすすめします。
- ドメイン移管料金の確認
- お名前ドットコムからAuthCodeを取得
- WHOIS情報代理公開を解除
- ConoHa WINGにドメイン移管を申請
- トランスファー申請を承認
- ドメイン移管されたことを確認
- WHOIS情報代理公開を設定
- WHOIS情報の修正
お名前ドットコムとConoHa WINGのドメイン更新料金
各ドメイン会社のドメインの更新料金は、以下のなります。
ドメインの種類 | お名前ドットコムの更新料金 | ConoHa WINGの更新料金 |
---|---|---|
.com | 1,408円 | 1,408円 |
.net | 1,628円 | 1,408円 |
.org | 1,628 円 | 1,518円 |
.mobi | 2,178円 | 2,068円 |
.biz | 1,738 円 | 1,628円 |
.jp | 3,124円 | 3,058円 |
総合的にConoHa WINGの方が、ドメインの更新料金が安くなります。
ConoHa WINGへのドメイン移管料金を確認する
ConoHa WINGへのドメイン移管料金は、以下になります。
ドメインの種類 | 移管料金 |
---|---|
.shop | 5,808円 |
.tokyo | 2,178円 |
.com | 1,408円 |
.info | 1,518円 |
.net | 1,408円 |
.biz | 1,628円 |
.jp | 3,058円 |
日本語.jp | 1,298円 |
.org | 1,518円 |
.co.jp | 4,070円 |
.asia | 2,068円 |
.xyz | 1,518円 |
.mobi | 2,068円 |
.okinawa | 2,178円 |
.me | 2,618円 |
.nagoya | 2,178円 |
.club | 1,848円 |
.ryukyu | 2,178円 |
.yokohama | 2,178円 |
ドメイン移管前の有効期限 | ドメイン移管後の有効期限 |
---|---|
2026年1月19日 | 2027年1月19日 |
「ドメイン移管料金を支払う=ドメイン更新料金を支払う」ということです。
決して損ではないので、ご安心ください。
ConoHa WINGではドメイン移管費用を無料にできる
ConoHa WINGには、WINGパックと契約すると無料ドメインを取得できる特典が用意されています。
ドメイン取得時に無料特典を利用しなかった場合、ドメイン移管費用を無料にすることができます。
料金タイプWINGパックでサーバーを追加した場合無料で独自ドメインを新規取得・移管が出来ます。
引用:ConoHa WING-無料独自ドメインの設定方法
まだ無料特典を利用していない人は、ドメイン移管時に無料特典を利用しましょう。
詳しくはConoHa WINGにドメイン移管を申請するで解説しています。
お名前ドットコムからAuthCodeを取得する
ConoHa WINGに、ドメイン移管を申請する際に必要となります。
まずは、お名前ドットコムからAuthCodeを取得しましょう。
お名前ドットコムの管理画面から【利用ドメイン一覧】をクリックします。
「更新手続きをお忘れではございませんか?」と表示されますが【更新画面から移動する】をクリックします。
ConoHa WINGへ移管するドメインをクリックします。
AuthCodeの項目にある【表示】をクリックします。
移管先・移管理由の設定
移管先・移管理由は、以下のように設定します。
設定項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
移管先を教えてください | 【その他】を選択し「コノハウィング」と入力 |
移管を検討されたきっかけは何ですか | 【ドメイン管理をまとめたい。】を選択 ⇒どれも選択してもOK |
設定が完了したら【次へ】をクリックしましょう。
これで移管するドメインのAuthCodeの取得は完了です。
ドメインのWHOIS情報代理公開を解除する
ドメイン移管後に、ConoHa WINGでWHOIS情報代理公開を設定するためです。
WHOIS情報代理公開については、この後解説します。
AuthCodeの項目に表示された【Whois情報公開代行】をクリックします。
移管するドメインにチェックを入れ【確認】をクリックします。
「注意事項に同意し、手続きを申し込みます。」にチェックを入れ【確定】をクリックします。
「お手続きが完了しました。」と表示されたら、WHOIS情報代理公開の解除は完了です。
WHOIS情報代理公開とは?
WHOIS情報代理公開とは、インターネット上に公開されるドメイン情報を管理会社が代理公開してくれるサービスです。
ドメイン情報には、個人情報も含まれます。
- 登録者の名前、住所、電話番号
- 登録日や契約終了日
- ネームサーバー名
- 管理を行うレジストラ
これまでは、お名前ドットコムが代理公開していました。
ドメイン移管後は、ConoHa WINGに代理公開してもらうことで個人情報の漏洩を防ぐことできます。
ConoHa WINGにドメイン移管を申請する
ConoHa WINGのコントロールパネルに戻り【ドメイン】をクリックします。
ドメイン取得時に無料特典を利用しなかった人
「無料ドメインを設定しますか?」と表示されます。
【ドメイン移管】を選択し【追加する】をクリックしましょう。
【移管】のタブをクリックしましょう。
移管するドメイン名を入力し【続ける】をクリックします。
「Auth Codeを入力してください。」の項目に、お名前ドットコムで取得したAuth Codeを入力します。
その他の項目に全てチェックを入れよう。
ドメイン移管料金を確認し【次へ】をクリックします。
ドメイン移管料金の支払い方法は、クレジットカードに限定されます。
【決済】をクリックします。
「受け付けました。サービスの申し込みを受け付けました。」と表示されたら、ドメイン移管の申請は完了です。
申請が完了すると、ドメインの右側に「スタッフ審査中」と表示されます。
お名前ドットコムからのトランスファー申請を承認する
数時間経過すると、お名前ドットコムから以下のメールが届きます。
発信者 | admin@onamae.com |
件名 | 【重要】トランスファー申請に関する確認のご連絡 |
メールに添付されたURLをクリックします。
トランスファー承認フォームへ移動します。
【承認する】をクリックします。
【決定】をクリックします。
「他社へのドメイン移管申請の承認が完了しました。」と表示されたら、トランスファー申請の承認は完了です。
発信者 | admin@onamae.com |
件名 | トランスファー申請承認のご連絡 |
このメールを受け取った時点で、ドメイン移管作業は完了です。
ConoHa WINGでドメイン移管されたことを確認する
コントロールパネルから【ドメイン】をクリックします。
【移管】のタブをクリックしましょう。
ステータスの項目に「移管済」と表示されていたら、ConoHa WINGへのドメイン移管は完了しています。
トランスファー申請承認のメールを受け取った翌日に「移管済」と表示されていました。
ドメインにWHOIS情報代理公開を設定する
コントロールパネルから【ドメイン】をクリックします。
移管したドメインのステータスに「運用中」と表示されていることを確認しましょう。
確認したらドメイン名をクリックします。
【ドメイン情報/契約情報】をクリックします。
移管ロックをONに設定しましょう。
「受け付けました。移管ロック設定変更」と表示されたら、設定は成功です。
WHOIS代行設定
WHOIS代行設定に表示された「未契約」をクリックします。
料金が0円と表示されていることを確認し【確認】をクリックします。
【決定】をクリックします。
「完了しました。お申し込み」と表示されたら、設定は完了です。
WHOIS代行設定が、ONになっていることを確認しましょう。
ドメインのWHOIS情報を修正する
WHOIS代行設定後、コノハウィングから以下のメールが届く場合があります。
発信者 | info@conoha.jp |
件名 | 【重要】[ConoHa] ご登録情報修正のお願い |
これは、以下のドメイン情報のいずれかに誤りがあるということです。
- 管理者情報
- 経理担当者情報
- 技術担当者情報
今回は経理担当者情報に誤りがありました。
ドメインのWHOIS情報の修正方法を解説します。
ドメインのWHOIS情報修正
コントロールパネルから【WHOIS情報】⇒【一括設定】⇒【鉛筆マーク】をクリックします。
「コピー元選択」から登録者情報を選択しましょう。
設定が完了したら【保存】をクリックします。
「受け付けました。WHOIS情報更新」と表示されたら、ドメインのWHOIS情報の修正は完了です。
まとめ
今回は、ConoHa WINGとお名前ドットコムについて解説しました。
さくっと内容を振り返ります。
- お名前ドットコムでドメインのネームサーバーを変更
- ConoHa WINGにドメインを設定
- 独自ドメインにWordPressをインストールする
- WordPressにSSLを設定する
- 独自ドメインの常時SSL化を確認する
- WordPress管理画面にログインする
- ドメイン移管料金の確認
- お名前ドットコムからAuthCodeを取得
- WHOIS情報代理公開を解除
- ConoHa WINGにドメイン移管を申請
- トランスファー申請を承認
- ドメイン移管されたことを確認
- WHOIS情報代理公開を設定
- WHOIS情報の修正
今回の内容は以上です。
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