コアサーバーのサブドメインを作りたいけど、設定がわからないぞ?
今回はこのような疑問にお答えします。
サブドメインとは、ルートドメインの前に新たな文字列を加えたドメインのことです。
- ルートドメイン:haberayyildiz.com
- サブドメイン:weather. haberayyildiz.com
サブドメインを使いブログ運営するメリットは、意外に多くあります。
そこで今回はコアサーバーのサブドメインを作成し、WordPressを設定する方法解説します。
画像たっぷりで解説するので、ぜひ参考にしてください。
追記です。
サーバー未契約の方にはコアサーバーの評判の記事もおすすめです。
コアサーバーのサブドメインとは
この項目では。コアサーバーのサブドメインの基本情報を解説します。
- サブドメインのメリット
- サブドメインの上限数
サブドメインでブログを作るメリット
サブドメインを作り、ブログ運営するメリットは以下の4点です。
- ルートドメインと、異なるコンテンツを発信できる
- ドメインの取得費用、更新費用が無料になる
- ドメインパワーを引き継ぐことができる
- ドメイン設定する手間が省ける
ルートドメインとは異なるコンテンツを発信できる
ルートドメインがこれまでと関連性のないコンテンツを発信した場合、ブログ全体の検索順位が低下するリスクがあります。
Googleに、専門性がないサイトだと評価されるからです。
Yahoo!は既存コンテンツと異なるコンテンツを発信する際に、サブドメインを利用しています。
ドメイン | ドメインの種類 | 発信コンテンツ |
---|---|---|
www.yahoo.co.jp | ルートドメイン | 検索エンジン |
auctions.yahoo.co.jp | サブドメイン | オークション |
chiebukuro.yahoo.co.jp | サブドメイン | 知恵袋 |
ルートドメインと異なるコンテンツを発信する際は、サブドメインの利用がおすすめです。
ドメインの取得費用、更新費用が無料になる
サブドメインで新たにブログを立ち上げる場合、追加で費用は発生しません。
- 独自ドメインの取得費用がかからない
- ドメインの更新費用は、ルートドメインの更新費用のみとなる
サブドメインを利用すると、低コストで多くのブログを立ち上げることができます。
サブドメインにドメインパワーを引き継ぐことができる
サブドメインを利用すると、ルートドメインのドメインパワーを引き継ぐことができます。
「ルートドメイン(haberayyildiz.com)」から「サブドメイン(weather. haberayyildiz.com)」を作った場合、ドメインパワーは以下のようになりました。
①MOZの指標によるドメインパワー
ドメイン | ドメインの種類 | PA | DA |
---|---|---|---|
haberayyildiz.com | ルートドメイン | 30 | 21 |
weather. haberayyildiz.com | サブドメイン | 17 | 21 |
サブドメインは、ルートドメインのドメインパワーを少しだけ引き継ぎました。
- ルートメインとサブドメインのDAは、同じ数値だったため
- サブドメインのPAが、0ではなかったため
PAは、検索エンジンがどのようなサイトにリンクしているかから基づいてページへの被リンクからページのスコアを導き出しています。
DAは、検索エンジンに対してルートドメインの力や可能性を被リンクのデータから導き出しています。
引用:アクセス中古ドメイン-Ahrefs・Moz・Majesticの各スコアの意味を知っていますか?
②パワーランクチェックツールの指標によるドメインパワー
ドメイン | ドメインの種類 | パワーランク |
---|---|---|
haberayyildiz.com | ルートドメイン | 27.9 |
weather. haberayyildiz.com | サブドメイン | 12.3 |
サブドメインは、ルートドメインのドメインパワーを少しだけ引き継ぎました。
サブドメインのパワーランクが、0ではなかったからです。
パワーランクの内訳については現在すべての項目を公開しているわけではないですが、多くの要素により導き出し決定されています。
具体的には、被リンクの質や数、ドメインの運用履歴やドメインエイジの長さ、様々な外部調査ツールのスコア等、最大で数百以上の項目から算出されています。
引用:アクセス中古ドメイン-パワーランク(Power Rank)とは
上記の2例のようにサブドメインでブログを作ると、ルートドメインのドメインパワーを引き継ぐことができます。
ドメイン設定する手間が省ける
ドメイン設定とは「独自ドメイン」と「レンタルサーバーのIPアドレス」を紐づけることです。
独自ドメインを取得して新たにブログを立ち上げる場合、バリュードメインでドメイン設定する必要があります。
しかしサブドメインでブログを作る場合は、ドメイン設定は不要です。
ドメイン設定の手間が省けるのも、サブドメインでブログ運営するメリットです。
なお独自ドメインを取得して、WordPressを開設する方法は以下の記事で解説しています。
サブドメインの上限数
コアサーバーのV1プランで、作成できるサブドメインの上限数は以下になります。
V1プラン | サブドメインの上限 | 容量(web,メール,DB) |
---|---|---|
CORE-MINI | 50 | 200GB |
CORE-A | 無制限 | 400GB |
CORE-B | 無制限 | 600GB |
CORE-C | 無制限 | 1,200GB |
コアサーバーのV2プランで、作成できるサブドメインの上限数は以下になります。
V2プラン | サブドメインの上限 | 容量(web,メール,DB) |
---|---|---|
CORE-X | 無制限 | 300GB |
CORE-Y | 無制限 | 500GB |
CORE-Z | 無制限 | 800GB |
V1プラン、V2プラン共に、サブドメインを数多く作ることができます。
コアサーバーでのサブドメインを作り方とワードプレスの設定方法
この項目では、コアサーバーでサブドメインを作成する方法を解説します。
併せて、WordPressの設定方法も解説します。
- サブドメインを作成する
- サブドメインにWordPressをインストールする
- サブドメインに常時SSL化を設定する
サブドメインを作成する
まずは、コアサーバーにログインします。
【ウェブ】⇒【サブドメイン管理】をクリックします。
「ルートドメイン」を選択し【サブドメインを追加】をクリックします。
【新しいドメインを追加】という項目が表示されたら、サブドメインを入力します。
- weather. haberayyildiz.com
入力が済んだら【サブドメインを追加】をクリックします。
【サブドメインのセットアップ】にサブドメインが表示されたら成功です。
サブドメインにWordPressをインストールする
コアサーバーの管理画面から【ツール】⇒【アプリインストール】⇒【アプリ・プラウザ】をクリックします。
【アプリコンテンツ管理】からWordPressを選択しましょう。
WordPressの画像が表示されたら【このアプリケーションをインストールする】をクリックします。
独自ドメインから作成した、サブドメインを選択します。
ロケーションとバージョンの設定
ロケーションとバージョンは、以下のように設定します。
項目 | 設定方法 |
---|---|
ドメイン | 作成したサブドメインを選択 |
ディレクトリ(オプション) | 文字列を全て削除 |
バージョン | 推奨のバージョンを選択 |
WordPressの設定
WordPress設定では、以下のように設定します。
項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
管理者ユーザー名 | ニックネームを入力 ⇒WordPressへのログインIDとなる |
パスワード | 例:vsjhofalo)(Remi ⇒Strongと表示されたらOK |
管理者メールアドレス | WordPressから連絡を受け取るメールアドレスを入力 |
ウェブサイトのタイトル | ブログ名を入力 |
ウェブサイトのタグライン | 空欄でOK ⇒WordPressのキャッチフレーズのこと |
設定が完了したら【インストール】をクリックしてください。
サブドメインにWordPressが表示されたら、インストールは成功です。
サブドメインに常時SSL化を設定する
SSL化とは、WordPressと閲覧ユーザーの間で行われる「通信データを暗号化する仕組み」です。
具体的には、httpから始まるURLをhttpsに変換します。
SSL化は、コアサーバーが自動設定してくれます。
ただし、常時SSL化は自分で設定する必要があります。
常時SSL化とは、httpのURLに訪れた読者を、自動的にhttpsのURLに遷移させる仕組みです。
常時SSL化の設定方法は、以下の記事で解説しています。
常時SSL化設定の注意点
チェックを入れ忘れると、ルートドメインの常時SSL化が解除されてしまいます。
コアサーバーのサブドメインの質問集
- サーバー基本仕様が知りたいです。
コアサーバーのV1プランのサーバーの仕様は、以下になります。
CORE-MINI CORE-A CORE-B CORE-C 初期費用 無料 無料 無料 無料 月額料金
(12ヶ月契約)220円 440円 880円 3,300円 MySQL
(MariaDB 10.6)10サイト分 無制限 無制限 無制限 容量
(Web/メール/DB)200GB 400GB 600GB 1,200GB 転送量上限 無制限 無制限 無制限 無制限 Webサーバー Apache Apache Apache Apache CPU(最大) 64コア 64コア 64コア 64コア メモリ(最大) 1TB 1TB 1TB 1TB 通信プロトコル HTTP/2 HTTP/2 HTTP/2 HTTP/2 ストレージ SSD SSD SSD SSD OS Linux(64bit) Linux(64bit) Linux(64bit) Linux(64bit) PostgreSQLサーバー PostgreSQL 14 PostgreSQL 14 PostgreSQL 14 PostgreSQL 14 Perl 5.26系 5.26系 5.26系 5.26系 Ruby 2.6系 2.6系 2.6系 2.6系 python 3系 3系 3系 3系 自動バックアップ 150円/月 150円/月 150円/月 対応(15日分) WAF 未導入 未導入 未導入 未導入 コアサーバー-サーバー仕様 コアサーバーのV2プランのサーバーの仕様は、以下になります。
CORE-X CORE-Y CORE-Z 初期費用 1,650円 1,650円 1,650円 初期費用
ドメイン同時申し込み無料 無料 無料 月額料金
(12ヶ月契約)528円 858円 2,178円 MySQL
(MariaDB 10.4)無制限 無制限 無制限 容量
(Web/メール/DB)300GB 500GB 800GB 転送量目安(月) 10TB 20TB 30TB Webサーバー LiteSpeed LiteSpeed LiteSpeed CPU(最大) 64コア 64コア 64コア メモリ(最大) 1TB 1TB 1TB 通信プロトコル HTTP/2
HTTP/3HTTP/2
HTTP/3HTTP/2
HTTP/3ストレージ SSD SSD SSD OS Linux(64bit) Linux(64bit) Linux(64bit) Perl 5.16系 5.16系 5.16系 Ruby 2.3系 2.3系 2.3系 python 3系 3系 3系 自動バックアップ 無料(3日分) 無料(15日分) 無料(15日分) WAF 対応 対応 対応 コアサーバー-サーバー仕様 コアサーバーV2プランの方が、サーバーのスペックは高くなっています。
- WebサーバーにLiteSpeedを採用
- 通信プロトコルがHTTP/3に対応
- プランの変更は可能ですか?
V1プランは、プラン変更できません。
別プランへの変更(CORE-A ↔ CORE-Bなど)
アップグレードや、ダウングレードは行っておりません。
引用:コアサーバー-プラン変更について
別途ご希望のプランを契約していだだく必要がございます。一方、V2プランは、アップグレードのみプラン変更に対応しています。
別プランへの変更(CORE-X ↔ CORE-Yなど)
アップグレードが行えます。手順は「登録済みアカウントのプラン変更」をご確認ください。
引用:コアサーバー-プラン変更についてV2プランのプラン変更方法は、以下のリンクを参考にしてください。
登録済みアカウントのプラン変更 | マニュアル | サポート | レンタルサーバー CORESERVER(コアサーバー) レンタルサーバー「コアサーバー」のサポートページです。初心者でも気軽に使えるようサポートにも力を入れています。ライブチャットやお問い合わせフォームも存分にご活用…- サブドメイン以外の使い方がわかりません。
サブドメイン以外に、以下の機能を利用できます。
- ドメインを利用したメール機能
- 自動バックアップ機能
ドメインで作ったメールアドレスで、受信者の信頼アップに繋がります。
フリーメールではないからです。
コアサーバーの使い方は、以下の記事で解説しています。
コアサーバーの使い方【ログイン、メール設定、バックアップ】 この記事ではコアサーバーの使い方を解説しています。ログインといった基礎的な内容からメール設定と自動バックアップ機能まで解説しています。コアサーバーを使っている方は必見です。- 独自ドメインを無料で取得できますか?
コアサーバーのV2プランを新規契約すると、独自ドメインを1つ永久無料で取得できます。
永久無料ドメインの登録
「V2プラン」のアカウントを購入すると、1サーバーに付き1ドメイン( .com .net .org .info .biz .jp)の更新料金が永久無料になります。ご利用にはアカウントのお申込み後に、購入(有料契約)を行ってください。
※既存ドメインを永久無料対象として紐付ける手順はこちら
・永久無料対象として紐付けしたドメインの変更はできません。十分ご確認の上、設定をお願いします。
・永久無料対象ドメイン紐付けの申請期限は、サーバーアカウントの初回購入から1ヶ月以内となります。
・「V1プラン」には永久無料ドメインのサービスはございません。
引用:コアサーバー-【V2プラン】既存ドメイン永久無料のお知らせ新規ドメインを無料で取得する方法は、以下の記事で解説しています。
コアサーバーでのWordPressブログの始め方【V2プラン】 この記事ではコアサーバーでWordPressブログを始める方法を解説しています。コアサーバーを利用すると、ブログ初心者でもWordPressを簡単に立ち上げることができます。WordPressブログを始めたい方は必見です。また、既存ドメインを永久無料にする方法は、以下の記事で解説しています。
Shotaサーバー契約から1ヶ月以内なら、既存ドメインも永久無料に設定できます。
コアサーバーでの永久無料ドメインの取得方法|新規&既存ドメイン この記事ではコアサーバーで永久無料ドメインを取得する方法を解説しています。取得方法は2種類あります。サーバー費用を安くしたい方は必見です。- サブディレクトリにワードプレスを設定する方法がわかりません。
コアサーバーの管理画面で【ツール】をクリックします。
サブディレクトリに使用するルートドメインを選択し【アプリ・プラウザ】をクリックします。
アプリからWordPressを選択しましょう。
【このアプリケーションをインストール】をクリックします。
サブディレクトリに使用するルートドメインと、ディレクトリを設定します。
サブディレクトリの設定例- ルートドメイン:http://haberayyildiz.com/
- ディレクトリ:blog
WordPressの基本情報を入力します。
項目 設定方法と解説 管理者ユーザー名 ニックネームを入力
⇒WordPressへのログインIDとなるパスワード 例:gjdoipSddp89UJ
⇒Strongと表示されたらOK管理者メールアドレス WordPressから連絡が送信されるメールアドレスを入力 ウェブサイトのタイトル ブログ名を入力 ウェブサイトのタグライン 空欄でOK
⇒WordPressのキャッチフレーズのこと基本情報が入力できたら【インストール】をクリックします。
これで、サブディレクトリにWordPressをインストールできました。
管理者URLをクリックしましょう。
サブディレクトリのWordPressの管理画面にログインできます。
- サイト設定とは何ですか?
サイト設定は「CMSのインストール」「WordPressのSSL化」「FTP設定」など行うための項目です。
旧サイト設定の機能は、以下の項目で設定してください。
旧サイト設定の機能 現在の設定方法 CMSのインストール 【ツール】の項目からCMSをインストールする WordPressのSSL化 【ドメイン】⇒【SSL証明書設定】から設定する FTP設定 【ドメイン】⇒【FTP設定】から設定する
コアサーバーのサブドメインのまとめ
今回は、コアサーバーでサブドメインを作成しWordPressを設定する方法を解説しました。
- ルートドメインの前に、新たな文字列を加えたドメインのこと
- ルートドメインと、異なるコンテンツを発信できる
- ドメインの取得費用、更新費用が無料になる
- ドメインパワーを引き継ぐことができる
- ドメイン設定が不要になる
ルートドメインのドメインパワーが強い場合、新ブログの開設はサブドメインの利用がおすすめです。
今回の内容は以上です。
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