EWWW Image Optimizerで画像圧縮したいけど設定が難しいぞ?
今回はこのようなお悩みにお答えします。
圧縮率が高く、作業も簡単だからです。
ただ正しく設定をしないと「画像が表示されない」などの不具合が生じます。
そこで今回は、EWWW Image Optimizerの正しい設定方法と使い方を解説します。
この記事を読めば、ページ表示速度が大幅に向上します。
気になる方はのぞいてみてください。
追記です。
WordPressを立ち上げたばかりの人にはWordPressの初期設定の記事もおすすめです。
さくっと設定方法を知りたい方はEWWW Image Optimizerの設定方法をクリックしてください。
EWWW Image Optimizerとは
EWWW Image Optimizerは、無料でWordPress画像を圧縮するプラグインです。
画像の圧縮とは、画像ファイルの容量を下げることです。
EWWW Image Optimizerは、以下の方法で画像ファイルを圧縮します。
- 人間にはわからない程度、画質を落とす
- 画像の余分な情報をそぎ落とす
- 縦横比を変えずに、画像サイズ(px)を小さくする
- 画像をWebpに変換する
上の2つの画像は、EWWW Image Optimizerで圧縮する前と後の画像です。
EWWW Image Optimizerは画質を落とすことなく、画像を圧縮することができます。
画像圧縮するとページ表示速度が向上する
EWWW Image Optimizerで画像圧縮すると、ページ表示速度が大幅に向上します。
Webサイト全体容量に対し、画像容量が21%も占めているためです。
ファイルの種類 | 1ページあたりの容量比率 |
---|---|
CSS | 2% |
フォント | 3% |
HTML | 1% |
画像 | 21% |
JavaScript | 14% |
その他 | 0% |
動画 | 60% |
動画の少ないWordPressブログの場合、画像容量の比率は更に高くなります。
画像を圧縮すれば、1ページあたりの容量を大幅に削減できるためページ表示速度が向上します。
画像圧縮するとバックアップが楽になる
上の図はAll-in-One WP Migrationを使い、ブログをバックアップしている画像です。
EWWW Image Optimizerで画像を圧縮すると、ブログ全体の容量が軽くなります。
そのためバックアップ完了までの時間が短くなります。
バックアップはとても重要な作業のため、画像を圧縮して作業負荷を下げることは重要です。
なおAll-in-One WP Migrationを使ったバックアップ方法は、以下の記事で解説しています。
EWWW Image Optimizerは不要?
EWWW Image Optimizerは不要ではありません。
不要でない理由は2つあります。
- EWWW Image Optimizerはアップロードするだけで画像圧縮できる
- EWWW Image Optimizerは画像圧縮プラグインで一番優秀
それぞれ解説します。
アップロードするだけで画像圧縮できる
EWWW Image Optimizerは、WordPressに画像をアップロードするだけで圧縮してくれます。
そのためブログ運営が非常に楽になります。
TinyPNGなど無料で使える外部圧縮サイトがありますが、作業が面倒です。
TinyPNGで画像圧縮する場合は、以下の工程が必要です。
1度にアップロードできるのは30枚まで
記事を更新するたびに、この工程を繰り返すのは面倒です。
EWWW Image Optimizerは、WordPressに画像をアップロードするだけで圧縮できます。
そのためブログ運営がとても楽になります。
画像圧縮プラグインで一番優秀
EWWW Image Optimizer以外にも画像圧縮プラグインがあります。
上記の画像圧縮プラグインを無料で使用する場合には、圧縮枚数に制限があります。
プラグイン | 無料での画像圧縮枚数(月当たり) |
---|---|
EWWW Image Optimizer | 無制限 |
TinyPNG – JPEG, PNG & WebP image compression | 500枚 |
Imagify – Optimize Images & Convert WebP | 250枚(1枚200KBの画像の場合) |
ShortPixel Image Optimizer | 100枚 |
EWWW Image Optimizerは無料で画像を無制限に圧縮できます。
そのため画像圧縮プラグインで一番優秀だと判断できます。
インストール方法
WordPressのダッシュボードの【プラグイン】⇒【新規追加】をクリックします。
プラグイン検索窓に「EWWW Image Optimizer」と入力します。
EWWW Image Optimizerが見つかったら【今すぐインストール】⇒【有効化】をクリックしてください。
これでEWWW Image Optimizerのインストールは完了です。
EWWW Image Optimizerの設定方法
この項目では、EWWW Image Optimizerで画像圧縮する最適な設定方法を解説します。
初期設定
WordPressダッシュボードの【設定】⇒【EWWW Image Optimizer】をクリックします。
2021年6月から設定方法が変わりました。
初めてEWWW Image Optimizerをインストールした方は、以下の方法で設定してください。
利用目的
EWWW Image Optimizerの利用目的を聞かれるので、以下のように設定してください。
項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
サイトを高速化 | チェックを入れる |
保存スペースを節約 | チェックを入れる |
Active 5X more optimization and priority support | チェックを入れない ⇒有料プランのため |
今は無料モードのまま利用する | チェックを入れる |
設定が完了したら【次】をクリックしてください。
EWWW Image Optimizerの有料プランを使う必要はありません。
無料でページ表示速度を高速化するプラグインは他にもあるからです。
当サイトは現在、LiteSpeed Cacheを利用してページ表示速度を高速化しています。
このプラグインを使い「PageSpeed Insights」でパフォーマンススコア100点をたたきだしています。
LiteSpeed Cacheは、LiteSpeedサーバーを利用している人が使用できるプラグインです。
LiteSpeedサーバーを使用しているサーバー会社とプランは、以下になります。
サーバー会社とプラン名 | 初期費用 | 初年度月額費用 |
---|---|---|
ロリポップハイスピードプラン | 0円 | 825円 |
カラフルボックス【Colorful Box】Box2 | 0円 | 874円 |
ミックスホスト 【mixhost】スタンダードプラン | 0円 | 1,078円 |
ラッコサーバーRK2 | 0円 | 1,210円 |
コアサーバー のV2プラン CORE-X | 1,650円 ⇒ドメイン同時取得で0円 | 528円 |
LiteSpeed Cacheの使い方は、以下の記事をご覧ください。
画像圧縮方法
次に画像の圧縮方法について聞かれます。
以下のように設定してください。
項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
メタデータの削除 | チェックを入れる ⇒撮影日など画質に関係ない情報を削除できる |
遅延読み込み | チェックを入れない ⇒WordPressテーマと機能が被り不具合が発生 |
WebP変換 | チェックを入れない ⇒後の作業でWebP化の設定を行う |
幅の上限 | 1600 ⇒SWELLのメインビジュアルの幅と同じ ⇒幅が1600px以上の画像を使うことはない |
高さの上限 | 0 ⇒制限を設けない |
埋め込みヘルプ | チェックを入れる ⇒設定項目に解説パートが加わる |
匿名の報告 | チェックを入れない ⇒EWWW Image Optimizerに情報提供してもメリットがない |
設定が完了したら【設定を保存】をクリックしてください。
次に画像の一括最適化について聞かれますが、後ほど設定するため【完了】をクリックしましょう。
①メタデータとは
EWWW Image Optimizerを使いメタデータを削除することで、画質を落とさずに画像を軽量化できます。
②遅延読み込みとは
表示していない画像を後から読み込むため「遅延読み込み」と呼ばれます。
画像の遅延読み込みは、多くのWordPressテーマに標準装備されています。
EWWW Image Optimizerの遅延読み込みを使用すると、機能が被り不具合が発生します。
Cocoonの場合、ヘッダー画像が表示されないトラブルが発生します。
WordPressテーマの画像遅延読み込みと機能が被らないように、チェックを外しておきましょう。
- Cocoonの画像遅延込み設定はCocoonの高速化設定で解説しています
- SWELLの画像遅延込み設定はSWELLの高速化設定で解説しています
③EWWW Image Optimizerの幅の上限について
今回は【幅の上限】を1,600pxに設定しています。
幅が1,600pxを超える画像は、縦横比率を変えずに幅を1,600pxにリサイズします。
項目 | アップロード前の画像 | アップロード後の画像 |
---|---|---|
画像サイズ | 3,023px×2,216px | 1,600px×1,173px |
幅と高さの比率 | 1:0.73 | 1:0.73 |
画像ファイルの容量 | 946KB | 69KB |
【幅の上限】を設定することで画像ファイルの容量が軽量化し、バックアップが楽になります。
Enable Ludicrous Modeへの変更
EWWW Image Optimizerはデフォルトでは【簡単にモード】に設定されています。
高度な設定をするため【Enable Ludicrous Mode】をクリックしてください。
設定タブの数が3個から8個に増えます。
設定が完了したら【変更を保存】をクリックしてください。
リサイズ設定
【リサイズ】のタブをクリックして画面を切り替えます。
リサイズ設定は以下のように設定してください。
項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
リサイズ検知 | チェックを外す ⇒遅延読み込みに関する設定のため |
既存の画像をリサイズ | チェックを入れる ⇒ブログに既にアップロードしている画像をリサイズ |
他の画像をリサイズ | チェックを入れる ⇒メディアライブラリだけではなくプラグイン内の画像もリサイズ |
リサイズ設定することで、既にアップロードしているブログ内の全ての画像をリサイズすることができます。
設定が完了したら【変更を保存】をクリックしてください。
EWWW Image Optimizerのリサイズの無効化(※参考)
項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
thumbnail-150×150 | チェックを外す |
medium-300×300 | 【最適化の無効化】と【作成を無効化】にチェックを入れる ⇒使用しない画像の自動生成無効化のため |
medium_large-768×9999 | 【最適化の無効化】と【作成を無効化】にチェックを入れる ⇒使用しない画像の自動生成無効化のため |
large-1024×1024 | チェックを外す ⇒メインで使用する画像のため |
1536×1536-1536×1536 | 【最適化の無効化】と【作成を無効化】にチェックを入れる ⇒使用しない画像の自動生成無効化のため |
2048×2048-2048×2048 | 【最適化の無効化】と【作成を無効化】にチェックを入れる ⇒使用しない画像の自動生成無効化のため |
thumb-100-100×100(切り抜き) | 【最適化の無効化】と【作成を無効化】にチェックを入れる ⇒使用しない画像の自動生成無効化のため |
thumb-150-150×150(切り抜き) | 【最適化の無効化】と【作成を無効化】にチェックを入れる ⇒使用しない画像の自動生成無効化のため |
thumb-120-120×68(切り抜き) | 【最適化の無効化】と【作成を無効化】にチェックを入れる ⇒使用しない画像の自動生成無効化のため |
thumb-120-120×68(切り抜き) | 【最適化の無効化】と【作成を無効化】にチェックを入れる ⇒使用しない画像の自動生成無効化のため |
thumb-160-160×90(切り抜き) | 【最適化の無効化】と【作成を無効化】にチェックを入れる ⇒使用しない画像の自動生成無効化のため |
thumb-320-320×180(切り抜き) | 【最適化の無効化】と【作成を無効化】にチェックを入れる ⇒使用しない画像の自動生成無効化のため |
pdf-full | チェックを外す ⇒無効化すると不具合が発生するため |
「ブログで使用しない画像」の自動生成を無効化できるからです。
サーバー使用量を抑制するメリットは、バックアップ時間の短縮です。
WordPressでは【large-1024×1024(メディア設定の大サイズ)】以外の画像の使用シーンは、ほとんどありません。
しかしWordPressは画像をアップロードすると、さまざまなサイズの画像を自動生成します。
森の画像(幅3264px×高さ2448px)をWordPressにアップロードすると、13枚の画像が自動生成されました。
自動生成された画像 | 画像の生成要因 |
---|---|
①森の画像-2048px×1536px.jpg | WordPressにより自動生成 |
②森の画像-300px×225px.jpg | 【メディア設定-中サイズ】により生成 |
③森の画像-320px×180px.jpg | WordPressテーマにより自動生成 |
④森の画像-768px×576px.jpg | WordPressにより自動生成 |
⑤森の画像-scaled.jpg(2560px×1920px) | WordPressにより自動生成(フルサイズ用) |
⑥森の画像.jpg | 元の画像(3264px×2448px) |
⑦森の画像-100px×100px.jpg | WordPressテーマにより自動生成 |
⑧森の画像-1024px×768px.jpg | 【メディア設定-大サイズ】により生成 |
⑨森の画像-128px×68px.jpg | WordPressテーマにより自動生成 |
⑩森の画像-150px×113px.jpg | WordPressテーマにより自動生成 |
⑪森の画像-150px×150px.jpg | 【メディア設定-サムネイルサイズ】により生成 |
⑫森の画像-1536px×1152px.jpg | WordPressにより自動生成 |
⑬森の画像-160px×90px.jpg | WordPressテーマにより自動生成 |
EWWW Image Optimizerで【リサイズの無効化】を設定をすると、ブログで使用しないの画像の自動生成を無効化できます。
これは上級者向けの内容です。わからなければデフォルト設定でOKです。
画像の自動生成無効化については、以下の記事でも解説しています。
変換設定
【変換】のタブをクリックして画面を切り替えます。
変換設定は以下のように設定してください。
項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
変換リンクを非表示 | チェックを入れる ⇒拡張子の自動変換を防ぐ |
オリジナルを削除 | チェックを外す ⇒画像圧縮プラグインを変更する際に不具合が発生 |
【変換リンクを非表示】には必ずチェックを入れましょう。
チェックを入れないと画像の拡張子が自動変換されます。
- JPEG⇒PNG
- PNG⇒JPEG
画像の拡張子が変換されると、画像が粗くなってしまいます。
設定が完了したら【変更を保存】をクリックしてください。
WebP設定
【基本】のタブをクリックして画面を切り替えます。
WebP設定は以下のように設定してください。
項目 | 設定方法と解説 |
---|---|
WebP変換 | チェックを入れる ⇒画像を全てWebPに変換する |
WebPは、Googleが開発した次世代画像フォーマットです。
圧縮しても画質が落ちにくく、画像容量が軽いのが特徴です。
WebPはページ表示速度向上に最適な画像フォーマットです。
ただし【WebP 変換】にチェックを入れるだけでは、画像はWebPに変換しません。
更に設定を続けます。
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_ACCEPT} image/webp
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} (.*)\.(jpe?g|png|gif)$
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME}\.webp -f
RewriteCond %{QUERY_STRING} !type=original
RewriteRule (.+)\.(jpe?g|png|gif)$ %{REQUEST_URI}.webp [T=image/webp,L]
</IfModule>
<IfModule mod_headers.c>
<FilesMatch "\.(jpe?g|png|gif)$">
Header append Vary Accept
</FilesMatch>
</IfModule>
AddType image/webp .webp
【WebP配信用コード】をコピーして、使用しているサーバーの「.htaccessファイル」の一番上に貼り付けます。
コアサーバーの場合「.htaccessファイル」はファイルマネージャーの中にあります。
自分のレンタルサーバーの「.htaccessファイル」の場所を調べてみましょう。
「.htaccessファイル」が分からない場合の対処方法
「.htaccessファイル」が分からない場合は【リライトルールを挿入する】をクリックしましょう。
EWWW Image Optimizerが【WebP配信用コード】を「.htaccessファイル」に自動入力してくれます。
WebP画像に変換されない時の対処法
以下の項目にチェックを入れて【変更を保存】をクリックしてください。
- JS WebP リライト
- Picture WebP Rewriting
- 強制 WebP
EWWW Image Optimizerの使い方
この項目では設定方法に基づき、実際に画像を圧縮する方法を解説します。
アップロードする画像を圧縮する
WordPressダッシュボードの【メディア】⇒【新規追加】をクリックしてください。
画像をアップロードするだけで、EWWW Image Optimizerが自動で画像を圧縮します。
圧縮された画像は【メディア】⇒【ライブラリ】をクリックすると確認できます。
1Mを超える画像は80%以上、画像容量を削減してくれます。
アップロード済みの画像を圧縮する
WordPressに既にアップロードしている画像や、ブログに掲載している画像を一括で圧縮することができます。
WordPressダッシュボードの【メディア】⇒【一括最適化】をクリックしてください。
EWWW Image Optimizerが一括で圧縮する画像を選択しています。
【画像を最適化】をクリックしましょう。
【最適化済み】と表示されたら成功です。
実際にブログに掲載している画像をダウンロードして、圧縮されているか確認してみましょう。
締めに入る前にお知らせです。
SWELLユーザーの方にはSWELLプラグインの記事もおすすめです。
EWWW Image Optimizerの設定が終わったら
ブログツールを導入すると、より確実に稼げます。
以下の記事では、開設14ヶ月で「月間28,000PV、月間収益5万円」を実現させた神ツールを紹介しています。
ぜひチェックしてみてください。
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EWWW Image Optimizerの設定方法と使い方のまとめ
今回はEWWW Image Optimizerの設定方法と使い方を解説しました。
- ページ表示速度が大幅に向上する
- バックアップが楽になる
- 画像をアップロードするだけで圧縮できる
WordPressに挿入する画像サイズを【メディア設定】で最適化する必要があります。
【メディア設定】については以下の記事で解説しています。
今回の内容は以上です!
参考サイト
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