

ブログにGoogleアナリティクスが必要らしいけど、どうすればいいかさっぱりわからないな。
今回はこのようなお悩みにお答えします。
早い時期から、ブログの集客データを蓄積する必要があるためです。
ただ、Googleアナリティクスの設定と聞くだけで面倒くさそうですよね。
そこで今回はWordPressにGoogleアナリティクスを設定する方法を超わかりやすく解説します。
画像を70枚以上使用しているので、真似するだけですぐに終わります。
この記事を参考にアナリティクス設定作業をさっと終わらせましょう。
追記です。
WordPressを立ち上げたばかりの人には「WordPressの初期設定」の記事もおすすめです。
Googleアナリティクスとは


Googleアナリティクスではサイト内でのユーザーの行動がわかります。


- ブログに訪れたユーザーの流入経路
- ユーザーのブログ内での滞在時間
- ブログに訪れたユーザーのリピーターの割合・・・など
ブログ立ち上げ時はアクセスが少ないため、Googleアナリティクスを利用することは多くありません。
将来、自分のブログを改善するためにも、早めにGoogleアナリティクスを設定しましょう。
Googleアナリティクスの構造


Googleアナリティクスは「アカウント、プロパティ、UA、GA4」の4つ要素で構成されています。



4つの構成要素の意味を知っていると、Googleアナリティクスの設定方法が理解しやすくなります。
構成要素 | 内容 |
---|---|
アカウント | アナリティクスの所有権。アカウントは1人につき1つ。 |
プロパティ | ブログを管理する部屋。ブログを3つ運用する際、プロパティは3つ持つ。 |
ユニバーサルアナリティクス(UA) | これまで使用されてきたGoogleアナリティクス。 |
Googleアナリティクス4(GA4) | 2020年から始まった新しいGoogleアナリティクス。 |
ざっくりでいいので上の表に目を通しておいてください。
理由は以下の3点です。
- GoogleはまだGA4を廃止する予定がない
- まだGA4の活用方法の情報が少ない
- UAとGA4を併用している人が非常に多い



解説画像を70枚以上使用してわかりやすく解説していきます。
事前にGoogleアカウントを取得しておいてください。
Googleアカウントの取得方法が分からない方は以下の記事を参照してください。
WordPressにGoogleアナリティクスを設定する方法【GA4対応】
まず以下のリンクからGoogleアナリティクスにログインしてください。
以下の手順でWordPressにGoogleアナリティクスを設定します。


- Googleアナリティクスのアカウントを作成する
- ユニバーサルアナリティクス(UA)とグーグルアナリティクス4(GA4)のプロパティを作成する
- UAとGA4のプロパティを連携させる
- GoogleアナリティクスとWordPressを連携させる
- GoogleアナリティクスとWordPressの連携を確認する



まったり解説しますので頑張りましょう。
①Googleアナリティクスのアカウントを作成する


Googleアナリティクスにアクセスするとアカウント設定画面が表示されます。


まずアカウント名を入力します。自分の名前やニックネームでOKです。


アカウントのデータ共有設定では、全ての項目にチェックを入れます。


チェックを入れ終えたら【次へ】をクリックしましょう。
これでGoogleアナリティクスのアカウント作成は完了です。


②GoogleアナリティクスでUAとGA4のプロパティを作成する


【プロパティ名】にはブログ名を入力しましょう。
プロパティでブログを管理するためです。
また【レポートのタイムゾーン】は日本時間を選択し、【通貨】は日本円を選択してください。
ここで大事なポイントです。
【次へ】は押さずに、【詳細オプションを表示】をクリックしてください。
UAとGA4のプロパティを同時に作成するためです。
間違えて【次へ】をクリックした場合は、画面をいったん閉じて最初からやり直しましょう。


詳細オプションでは、以下のように設定してください。
項目 | 設定方法 |
---|---|
ユニバーサルアナリティクスプロパティの作成 | 必ずONにする |
ウェブサイトのURL | 登録するブログのURL |
Googleアナリティクス4とユニバーサルアナリティクスのプロパティを両方作成する | 必ずチェックを入れる |
Googleアナリティクス4プロパティの拡張機能を有効にする | 必ずチェックを入れる |
設定が終わったら【次へ】をクリックしてください。


ビジネス情報画面が表示されたら、皆さんの状況に合わせて設定してください。
私は個人ブロガーなので、以下のように設定しました。
項目 | 設定方法 |
---|---|
業種 | その他 |
ビジネスの規模 | 小規模~従業員1~10名 |
Googleアナリティクスのビジネスにおける利用目的 | サイトでの顧客エンゲージメントを測定する |


設定が終わったら【作成】をクリックします。


Googleアナリティクス利用規約が表示されたら、国を日本に設定しましょう。
利用規約が日本語に変換されます。
Googleアナリティクス利用規約を一読し、問題がなければ同意事項にチェックを入れます。


画面を下にスクロールさせると、再び同意事項が表示されるので問題がなければチェックをいれます。
【同意する】をクリックすれば、プロパティの作成が完了です。


③GoogleアナリティクスでUAとGA4のプロパティを連携させる


プロパティの作成が終了すると上図のように、GA4のプロパティ管理画面が表示されます。


そこでUAとGA4を連携させる作業に入ります。
GA4のプロパティ管理画面の測定IDをコピーしてください。
測定IDをコピーしたら、プロパティ管理画面を閉じます。


【管理】をクリックし、GAと記載されている項目をUAに変更してください。
【トラッキングコード】をクリックしましょう。


上図の画面が表示されたら【接続済みのサイトタグ】をクリックします。


上図の画面が表示されたら【接続するタグのIDを入力します。】と記載された項目にコピーした、GA4の測定IDをペーストします。
ニックネームにはブログ名を記載してください。
【接続】をクリックしましょう。


接続済みタグに、GA4のプロパティが表示されたら連携成功です。


④GoogleアナリティクスとWordPressを連携させる


既にUAとGA4が連携されているためです。


【管理】⇒【トラッキングコード】とクリックしていくと「トラッキングID」と「トラッキングコード」が記載された画面が表示されます。
しかしWordPressに採用しているテーマによって、貼り付ける場所や貼り付けるものが異なります。


そこでテーマごとに「トラッキングID」と「トラッキングコード」の貼り付け方法を解説します。



下記にページ内リンクを設置したので、各自のWordPressテーマをクリックしてください。



All in One SEO Packのような重いSEOプラグインを使いたくなかったでのありがたいぞ。
AFFINGERとGoogleアナリティクスを連携させる方法


ダッシュボードから【AFFINGER管理】⇒【Google・広告/AMP】をクリックしページを進めます。
【アナリティクスコード(gtag.js)】にトラッキングIDをペーストします。
保存ボタンをクリックすれば、AFFINGERとGoogleアナリティクスを連携は完了です。
CocoonとGoogleアナリティクスを連携させる方法


ダッシュボードから【Cocoon設定】を選択し、【アクセス解析・認証】をクリックします。


【Google AnalyticsトラキングID】という項目があるので、そこにトラッキングIDをペーストしたら、Googleアナリティクスとの連携は完了です。
JINとGoogleアナリティクスを連携させる方法


ダッシュボードから【<>HTMLタグ設定】をクリックしてページを表示させます。
【head内】という項目にトラッキングコードを貼り付けてください。


【変更を保存】をクリックすれば、JINとGoogleアナリティクスとの連携は完了です。
SWELLとGoogleアナリティクスを連携させる方法


SWELLユーザーはSEO SIMPLE PACKをインストールしていると思います。
テーマ開発者の了さんが導入を推奨するプラグインだからです。
そこでSEO SIMPLE PACKにトラッキングIDを貼りつけることで、Googleアナリティクスと連携させる方法を解説します。


SEO SIMPLE PACKをインストールしたら【SEO PACK】 ⇒【一般設定】へとページを進めます。


【Googleアナリティクス】の項目を選択するとトラッキングIDの入力欄があるので、ペーストして保存をクリックしたら連携は完了です。
STORK19とGoogleアナリティクスを連携させる方法


ダッシュボードから【外観】⇒【カスタマイズ】⇒【アクセス解析コード】へとページを進めます。
- 【Google Analytics】にトラッキングIDをペーストする
- 【headタグ】にトラッキングコードをペーストする
保存ボタンをクリックすれば、STORK19とGoogleアナリティクスの連携は完了です。
SANGOとGoogleアナリティクスを連携させる方法


ダッシュボードの外観からカスタマイズを選択します。


上図が表示されたら【サイトの基本設定】をクリックします。


【サイトの基本設定】から【Google Analyticsの設定】を選択します。


【Google Analytics】の項目にトラッキングIDをペーストし、【アクセス解析にgtag.js】にチェックを入れます。
最後に【公開】をクリックすれば、SANGOとGoogleアナリティクスを連携は完了です。
THE THORとGoogleアナリティクスを連携させる方法


ダッシュボードから【外観】⇒【カスタマイズ】をクリックし、ページを進めます。


上図の画面が表示されたら【基本設定(THE)】をクリックします。


基本設定画面が表示されるので【アクセス解析設定】をクリックしましょう。


上図の画面が表示されたら【■Google AnalyticsのトラッキングIDを入力】という項目の入力欄にトラッキングIDをペーストします。
最後に【変更を保存】をクリックすれば、THE THORとGoogleアナリティクスの連携は完了です。
その他のテーマとGoogleアナリティクスを連携させる方法


その他のテーマの代表として、WordPressにデフォルトで導入されているテーマ「Twenty Twenty-One」を使って解説します。


ダッシュボードから【外観】⇒【テーマファイルエディタ】をクリックしページを進めます。
上図のページが表示されたら【編集するテーマを選択】の項目から子テーマを選択してください。
ページが切り替わったら【テーマファイル】から【テーマヘッダー(header.php)】を選択します。


</head>というコードを見つけたら、その上部にトラッキングコードをペーストします。
【ファイルを更新】をクリックすれば、Googleアナリティクスとの連携は完了です。
⑤GoogleアナリティクスとWordPressの連携を確認する
パソコンやスマホからブログ・サイトにアクセスします。


UAとGA4のレポート画面の切り替えは、ヘッダーの【すべてのウェブサイトのデータ】をクリックすればOKです。


UAでは【リアルタイム】⇒【概要】をクリックします。
アクティブユーザーが0ではなければ、WordPressとの連携は成功です。


GA4では【リアルタイム】⇒【ユーザー】をクリックします。
過去30分間あたりのユーザーが0ではなければ、WordPressとの連携は成功です。



お疲れ様でした。これでアナリティクスとWordPressの連携は完了です。
WordPressに設置したGoogleアナリティクスの初期設定を行う
Googleアナリティクスの初期設定を行うことで、ユーザーの行動データを正確に入手できます。



自分でブログを見て、それが測定データとしてカウントされるのはまずいよね。
初期設定の内容は以下の3つです。


- 自分のパソコンとスマホのアクセスを測定データから除外する
- GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを連携させる
- スパムボットのアクセスを測定データから除外する
自分のアクセスをGoogleアナリティクスの測定データから除外する


画面左下の【管理】をクリックします。


プロパティをUAに設定し、ビューの項目にある【フィルタ】をクリックします。


【フィルタの追加】をクリックします。


フィルタの項目を設定します。以下のように設定していください。
項目 | 入力、選択方法 |
---|---|
フィルタ名 | 自分除外(好みで入力してください) |
フィルタの種類 | 定義済み |
フィルタの種類を選択 | 除外 |
参照元かリンク先を選択します | IPアドレスからのトラフィック |
式を選択します | 等しい |
IPアドレス | 自分のパソコンのIPアドレスを入力 |
自分のパソコン、スマホのIPアドレスは「確認くん」にアクセスすれば確認できます。


【保存】をクリックすれば、まずは自分のパソコンからのアクセスを測定データから除外することに成功です。


スマホのIPアドレスを除外する時の注意点


自分スマホからのアクセスを測定項目から除外する時も、先述と同じ方法でOKです。
ただし注意点が1つあります。
スマホから「確認くん」にアクセスし、スマホのIPアドレスを調べる際はWi-Fi設定をOFFにしてください。


Wi-Fi設定をONにしている状態では、パソコンとスマホが同じルーターのグローバルIPアドレスを使用します。
スマホのIPアドレスを調べる際はWi-Fi設定をOFFにしましょう。
GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを連携させる


サーチコンソールとアナリティクスは取得するデータが異なるので、解析時に非常に便利です。


画面左下の【管理】をクリックし、上図の画面を表示させます。
プロパティをUAに変更し【プロパティ設定】⇒【Search Consoleを調整】へとページを進めます。


Seach Consoleの設定画面が表示されたら【追加】をクリックします。


上図の画面に進んだら、サーチコンソールと連携させるブログのURLを選択します。


【Googleアナリティクスにプロパティを関連付ける】という画面が表示されたら、連携させるブログのUAのコードを選択し【続行】をクリックします。


【関連付けの確認】という画面が表示されます。
選択項目に問題なければ【関連付ける】をクリックします。


これでUAとGoogleサーチコンソールの連携は完了です。
上図でGA4の【関連付ける】をクリックします。


【Googleアナリティクスにプロパティを関連付ける】という画面が表示されたら、今度はGA4を選択し【続行】をクリックします。


【関連付けの確認】という画面でGA4の内容に問題がなければ【関連付ける】をクリックします。


上図の画面が表示されれば、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの連携は完了です


連携されたデータは【集客】⇒【Seach Console】⇒【ランディングページ】とページを進めれば確認することができます。


記事数がたまったら、この画面からブログやサイトの分析をしましょう。


スパムボットのアクセスを測定データから除外する


UAの画面を表示させます。
【ビューの設定】をクリックし【ボットのフィルタリング】にチェックをいれます。
【保存】をクリックすれば、スパムボットの除外は完了です。


WordPressでのGoogleアナリティクスの使い方【初心者向けに3点だけ】
Googleアナリティクスの使い方を3点だけ解説します。
個人ブロガーならこの3点だけ把握すればOKです。


①ユーザーの行動を解析する


【行動】⇒【サイトコンテンツ】⇒【すべてのページ】をクリックし、ページを進めます。


【ページタイトル】をクリックすれば表示が記事のURLから、記事タイトルに変更されます。
アクセス数の多い記事がランキング形式で表示されます。


行動データの指標は6つあります。
指標の意味合いは以下の通りです。
行動指標 | 意味 |
---|---|
ページビュー数 | ブログが見られた回数。1人が3ページ読んだら3ページビューになる。 |
ページ別訪問数 | ブログを見に来た人の人数。1人が3ページ読んでもページ別訪問数は1人。 |
平均ページ滞在時間 | 自分のブログが読まれた平均時間。 |
閲覧開始数 | ユーザーがブログに最初に訪問したページ。ページごとにチェックしないと意味がない。 |
直帰率 | ユーザーが1記事だけ読んでブログを離れた人の割合。 |
離脱率 | 該当ページが最後に閲覧したページだった割合。ページごとにチェックしないと意味がない。 |
ページごとに指標をチェックし、リライトなどの施策に活用しましょう。
②ブログ・サイトへの流入チャネルを解析する


【集客】⇒【概要】をクリックし、ページを進めます。
ブログを見に来たユーザーの流入チャネルがわかります。


流入チャネルは4種類に分けられて表示されます。
流入チャネル | 意味 |
---|---|
Organic Search | 検索エンジンから流入した人の割合。 |
Direct | 直接URLを打った人、お気に入り(ブックマーク)、過去の閲覧履歴から流入した人の割合。 |
Social | SNS経由から流入した人の割合。 |
Referral | 別のサイトからリンクを経由して流入した人の割合。 |
特にSNSを頑張っている人は、流入チャネルをチェックしておきましょう。



私はインスタグラムのフォロワーが3,500人いましたが、SNSからのブログへの流入が少なかったのでインスタを辞めました。
③ブログ・サイト内の回遊状況を解析する


【行動】⇒【行動フロー】をクリックしてページを進めます。
アクセス数の多い記事のサイト内での回遊状況がわかります。


上図では1位の記事から多くのページに内部リンクを通して回遊しているのがわかります。
集客記事(人を集める記事)から収益記事(商品を売るための記事)に内部リンクを貼っている人は【行動フロー】をチェックしましょう。


収益記事にユーザーが流入していなければ、文章や内部リンクの貼り方に改善が必要です。
まとめ


今回はWordPressにGoogleアナリティクスを設定する方法を解説しました。
記事数とアクセス数が多くなれば、必ずGoogleアナリティクスは使用します。
早めにデータを蓄積するためにも、ブログを立ち上げたらすぐに導入しましょう。
以下の記事でもブログ運営について解説しているのでぜひ参考にしてください。
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