パーマリンク設定が必要らしいけど、どんな設定がいいのかな?
今回はこのような疑問をお答えします。
パーマリンクは後から変更するのは難しいからです。
ただパーマリンクの設定方法はわかりにくいですよね。
そこで今回はパーマリンクのおすすめ設定について解説します。
画像40枚以上使いわかりやすく解説するので、参考にしてください。
追記です。
WordPressを立ち上げたばかりの人にはWordPressの初期設定の記事もおすすめです。
さくっと知りたい方はWordPressのパーマリンクのおすすめ設定をクリックしてください。
WordPressのパーマリンクとは
下記はいずれもパーマリンクになります。
- https://tooandalee.com/archives/89
- https://tooandalee.com/2022/0302/apple
パーマリンクとスラッグの違い
- パーマリンクはURL全体を指します。
- スラッグはURL末尾を指します。
スラッグを変更すると、パーマリンクも自動的に変更されることになります。
パーマリンクの意味は?
パーマリンクの意味は「permanent(永続する)」です。
つまりパーマリンクは、設定したら変更しないのが原則です。
WordPressのパーマリンク設定方法
パーマリンクを設定すると、投稿ページの全てのURLが決定します。
パーマリンクは、WordPressダッシュボードの【設定】⇒【パーマリンク】から設定します。
①スラッグを自分で設定できるパーマリンク
【共通設定】で以下の項目を選択した場合は、パーマリンクのスラッグを自分で設定します。
- 日付と投稿名:sample-postの部分を自分で設定
- 月と投稿名:sample-postの部分を自分で設定
- 投稿名:sample-postの部分を自分で設定
②スラッグが自動設定されるパーマリンク
【共通設定】で「基本」と「数字ベース」を選択した場合は、パーマリンクのスラッグは自動で設定されます。
③スラッグの設定方法を選択できるパーマリンク
【共通設定】で「カスタム構造」を選択した場合は、スラッグの設定方法を自分で選択できます。
「カスタム構造」のスラッグ | スラッグの設定方法 |
---|---|
/%postname%/を含める | 自分で設定する |
/%postname%/を含めない | WordPressが自動設定する |
パーマリンクのスラッグは投稿画面から設定する
スラッグは投稿時に投稿画面から設定します。
ブロックエディタの場合はサイドバーにある【URL スラッグ】にスラッグを入力します。
クラシックエディタの場合は投稿画面上部に入力します。
投稿画面上部の【編集】をクリックすると、スラッグの入力画面が表示されます。
WordPressのパーマリンクのおすすめ設定
ブログの運営方法は2種類に分けることができます。
資産型ブログとトレンド型ブログです。
ブログの種類 | ブログの概要 |
---|---|
資産型ブログ | 普遍的なキーワードで記事を書き、長期的にアクセスを増やす |
トレンド型ブログ | トレンドキーワードで記事を書き、短期的にアクセスを爆増させる |
それぞれにおすすめのパーマリンク設定を解説します。
資産型ブログのパーマリンク設定は投稿名がおすすめ
SEOに強いパーマリンクとは「シンプルで意味のあるパーマリンク」です。
Googleはシンプルで意味のあるパーマリンクを使用することを推奨しています。
可能な場合は、長い ID ではなく意味のある単語を URL に使用します。
引用:Googleセントラル
推奨 – シンプルでわかりやすい
URL:http://en.wikipedia.org/wiki/Aviation
非推奨 – 複雑でわかりにくい
URL:https://www.example.com/index.php?id_sezione=360&sid=3a5ebc944f41daa6f849f730f
パーマリンク設定が「投稿名」の場合、投稿画面でスラッグを自由に設定できます。
そのためSEOに強いパーマリンク設定が可能です。
SEOに強いパーマリンクの具体例【投稿名】
副業方法に関する記事の場合、以下のようなパーマリンクに設定可能です。
パーマリンク | スラッグの意味 |
---|---|
https://tooandalee.com/side-business-method | 副業 |
パーマリンクを見るだけで、Googleも読者も記事内容を理解することができます。
資産型ブログはパーマリンクにもSEO評価を与えることが重要
「資産ブログ」は普遍的なキーワードを扱うため、ライバルに対し記事品質とSEO評価で勝負します。
パーマリンク設定を「投稿名」にすることで、パーマリンクにもSEO評価を与えることが可能です。
Googleと読者はパーマリンクだけで記事内容を把握できます。
「資産ブログ」を運用する方は、記事内容だけではなくパーマリンクにもSEO評価を与えましょう。
トレンド型ブログのパーマリンク設定はカスタム構造がおすすめ
トレンド型ブログに「カスタム構造」がおすすめの理由は以下の3点です。
- 投稿画面でスラッグを設定しなくてよい。
- パーマリンクに日付を設定できる。
- パーマリンクをおしゃれにできる。
①カスタム構造だと投稿画面でスラッグを設定しなくてよい
トレンドキーワードを検索する読者は、より早く新しい情報を欲しがるためです。
パーマリンク設定で「カスタム構造」を選択した場合、スラッグに「/%postname%/」を含めなければパーマリンクは自動設定されます。
つまり記事を早く投稿できます。
このため、トレンド型ブログのパーマリンク設定は「カスタム構造」がおすすめです。
②カスタム構造だとパーマリンクに日付を設定できる
スラッグに日付が入っていると、読者はパーマリンクを見ただけで記事の鮮度がわかります。
パーマリンク設定で「カスタム構造」を選択した場合、スラッグに「/%year%/」「/%monthnum%/」を含めると、パーマリンクに日付を設定できます。
タグ | パーマリンクに設定される内容 |
---|---|
/%year%/ | 西暦(例:2022) |
/%monthnum%/ | 月(例:01) |
/%day%/ | 日(例:22) |
/%hour%/ | 時刻の時間(例:12) |
/%minute%/ | 時刻の分(例:01) |
/%second%/ | 時刻の秒(例:59) |
記事の鮮度をアピールするため、トレンド型ブログのパーマリンク設定は「カスタム構造」がおすすめです。
③カスタム構造だとパーマリンクをおしゃれに設定できる
スラッグが日付のみの場合、パーマリンクの見た目がいまいちです。
パーマリンク設定で「カスタム構造」を選択した場合、スラッグをおしゃれに書き換えることが可能です。
このため、トレンド型ブログのパーマリンク設定は「カスタム構造」がおすすめです。
トレンド型ブログのパーマリンクの設定方法【カスタム構造】
トレンド型ブログに最適なおしゃれなパーマリンクの設定方法を解説します。
共通設定の項目の【数字ベース】をクリックします。
以下のパーマリンクが作成されます。
「https://tooandalee.com/archives/%post_id%」
数字ベースを選択する理由は、パーマリンクに「投稿ID」を含めるためです。
パーマリンクに「投稿ID」を含めると、一日に複数記事を投稿してもパーマリンクの重複が起こりません。
タグ | パーマリンクに設定される内容 |
---|---|
/%post_id%/ | 投稿ID(数字ベースの数字部分) |
【利用可能なタグ】から【%year%】【%monthnum%】【/%day%/】をクリックすると以下のようなパーマリンクが生成されます。
「https://tooandalee.com/archives/%post_id%/%year%/%monthnum%/%day%/」
タグ | パーマリンクに設定される内容 |
---|---|
/%year%/ | 西暦(例:2022) |
/%monthnum%/ | 月(例:01) |
/%day%/ | 日(例:22) |
スラッグ部分は手動で書き換えることができます。
「https://tooandalee.com/archives/%post_id%/%year%/%monthnum%/%day%/」のarchivesを削除し、blogに書き換えます。
archivesはダサいのでblogに変更しておしゃれにしました。
完成したパーマリンク設定は「https://tooandalee.com/blog/%post_id%/%year%/%monthnum%/%day%/」となります。
完成したパーマリンク設定で記事を投稿すると、以下のようなURLになります。
「https://tooandalee.com/blog/89/2021/03/13/」
一目見ておしゃれに感じるパーマリンクになりました。
更に投稿時にスラッグ入力の手間がなく、また投稿日から記事の鮮度がわかります。
トレンド型ブログに挑戦する方は「カスタム構造」でパーマリンクを設定しましょう。
WordPressのパーマリンク設定での注意点
この項目ではパーマリンクを設定するにあたり、把握すべき注意点を解説します。
パーマリンクを変更するとSEO評価に悪影響が出る
パーマリンク設定を変更すると、全ての記事のパーマリンク(URL)が変更されるからです、
パーマリンクが変更されると、以下のデメリットが生じます。
- 変更前に獲得した被リンクを失ってしまう
- 変更前の記事に与えられたGoogleからの評価がリセットされてしまう
- URLが変更されるため、読者が記事にたどり着けなくなる
パーマリンク設定は後から変更は大変です。
ブログを立ち上げたらすぐに設定しましょう。
なおSEO評価に悪影響が出ない変更方法は悪影響が出ないパーマリンク設定の変更方法【プラグイン】で解説しています。
パーマリンクのスラッグには英語を使用する
プログラミング言語は英語で作られているため、Googleがパーマリンクの意味を理解しやすいからです。
スラッグに日本語を使用すると変換されるリスクがある
スラッグに日本語を使うのは避けましょう。
パーマリンクが意味のない文字列に変換されるからです。
パーマリンクを「https://tooandalee.com/プライバシーポリシー」とした場合、Microsoft Wordに貼り付けると日本語部分が意味のない文字列に変換されました。
https://tooandalee.com/%e3%83%97%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%90%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%83%9d%e3%83%aa%e3%82%b7%e3%83%bc/
Google chromeなどのプラウザは文字列を日本語に変換することができます。
そのためパーマリンクをアドレスバーに「プライバシーポリシー」と表記できます。
以上の理由から、スラッグに日本語を使用するのは避けましょう。
パーマリンクはハイフンで区切る
パーマリンクにハイフンを使用することをGoogleが推奨しているからです。
URL にはアンダースコア
引用:Googleセントラル_
ではなくハイフン-
を使用することをおすすめします。
- 正しい区切り方:how-to-write-an-article
- 間違った区切り方:how_to_write_an_article
ハイフンの方が読者さんにもわかりやすいですよね。
Googleや読者さんにわかりやすいパーマリンクにするために、英単語の区切りにはハイフンを使いましょう。
スラッグの英単語が分からない時は、Google翻訳を使うと便利です。
間違った英語のパーマリンクを公開すると恥ずかしいぞ。
パーマリンク設定にカテゴリーを選択しない
パーマリンク設定で「カテゴリー」を選択すると、記事のカテゴリーを変更できなくなります。
カテゴリーを変更すると、カテゴリー内の記事のパーマリンクが変更するからです。
- カテゴリー変更前のURL:https://tooandalee.com/second-work/89/
- カテゴリー変更後のURL:https://tooandalee.com/earn-pocket-money/89/
パーマリンク変更の悪影響は、先述の通り非常に大きいです。
パーマリンク設定でカテゴリーを選択しないようにしましょう。
パーマリンク設定のカスタム構造では「/%author%/」を使用しない
カスタム構造に「/%author%/」を選択すると、パーマリンクにログインIDが掲載されてしまいます。
プロフィール設定で【ニックネーム】と【ブログ上の表示名】の表示名を変更しても、URLにログインIDが掲載されます。
ログインIDが公になると、ブログに不正ログインされてハッキングされるリスクが高まります。
カスタム構造を使用する時は「/%author%/」を選択しないようにしましょう。
なおブログをハッキングから守るためには、セキュリティプラグインが必須です。
セキュリティプラグインの導入については、以下の記事で解説しています。
WordPressのパーマリンク設定が終わったら
ブログツールを導入すると、より確実に稼げます。
以下の記事では、開設14ヶ月で「月間28,000PV、月間収益5万円」を実現させた神ツールを紹介しています。
ぜひチェックしてみてください。
>>ブログアフィリエイト収益化を加速させるおすすめツール20選
WordPressのパーマリンク設定のまとめ
今回はパーマリンクのおすすめの設定方法を解説しました。
- 資産型ブログのパーマリンク設定は投稿名がおすすめ
- トレンド型ブログのパーマリンク設定はカスタム構造がおすすめ
パーマリンク設定は基本的に変更できないので、記事を書く前に終わらせましょう。
WordPressのパーマリンクの質問集
悪影響が出ないパーマリンク設定の変更方法【プラグイン】
ブログに記事をたくさん投稿しちゃったけどパーマリンク設定を変更したくなったぞ。
パーマリンク設定の変更は基本的にはNGですが、301リダイレクトを使えば対応できます。
301リダイレクトを行うと、古いURLを新しいURLに遷移することができます。
- 読者が古いURLページに訪れると、新しいURLにページに自動的に移動する
- 古い記事に与えられた被リンク効果も引き継がれる
今回はRedirectionというプラグインを使用したパーマリンクの変更方法を解説します。
- 変更前のパーマリンク設定【カスタム構造】:/blog/%post_id%/%year%/%monthnum%/%day%
- 変更後のパーマリンク設定【投稿名】:/%postname%/
①変更前のパーマリンク設定と記事のURLを控えておく
変更前にパーマリンク設定は、Redirectionでパーマリンク設定変更時に使用します。
また変更前の記事のURLは301リダイレクトが成功したか確認するために使用します。
3記事分のURLでOKです。
②パーマリンク設定を変更する
ダッシュボードから【設定】⇒【パーマリンク】とページを進めてパーマリンク設定を変更します。
パーマリンク設定を【投稿名】にします。
③全ての記事のスラッグを設定する
パーマリンク設定を【投稿名】にしたため、全ての記事のスラッグを設定します。
ブロックエディタの場合は投稿画面のサイドバーからスラッグを設定してください。
④Redirectionプラグインをインストールする
プラグインの新規追加画面の検索窓に「Redirection」と入力します。
インストールして有効化してください。
⑤Redirectionプラグインを設定する
プラグインの一覧画面からRedirectionの設定をクリックします。
【Redirection へようこそ】という画面が表示されます。
気にせず【セットアップを開始】をクリックします。
【基本セットアップ】が表示されたら、3つの項目全てにチェックを入れ【セットアップを続行】をクリックします。
「REST API:良好」と表示されたら【セットアップ完了】をクリックします。
完了と表示されたらオプションというページが表示されます。
ページ上部にある【サイト】をクリックしてください。
【Permalink Migration】という項目があるので以下のように設定してください。
- 【Add Permalink】をクリック
- 【Permalinks】に古いパーマリンク設定を入力
- 【更新】をクリック
これでRedirectionプラグインを設定は完了です。
⑥301リダイレクトが成功したのか確認する
新しいURLに切り替わったら301リダイレクトは成功です。
固定ページはパーマリンク設定を変更しても、URLは変更されないので気にしなくてOKです。
固定ページのパーマリンク設定は【投稿名】で固定されています。
固定ページのパーマリンクの設定方法
他のパーマリンク設定を選択することはできません。
固定ページのスラッグは以下のような設定がおすすめです
- プライバシーポリシーのスラッグは「privacy-policy」
- お問い合わせフォームのスラッグは「contact-form」
- プロフィールページのスラッグは「my-profile」
パーマリンクから固定ページの内容を理解しやすいからです。
固定ページのパーマリンク設定時はスラッグに意味を持たせましょう。
WordPressパーマリンクを変更できない、反映されない
- パーマリンクを変更したけど反映されない
- パーマリンクのスラッグを入力する項目が消えた
このような事象がたまに発生します。
パーマリンクが変更できない時の対処方法を解説します。
①記事を下書き保存する
スラッグは少なくとも1回は下書き保存しないと入力できません。
スラッグの入力欄が消えたときは、一度下書き保存してからパーマリンクを設定しましょう。
②ブラウザのキャッシュをクリアにする
ブラウザにキャッシュが残っている場合、パーマリンクの変更が反映されないことがあります。
一度プラウザキャッシュをクリアにしてみましょう。
プラウザキャッシュをクリアにする方法は以下になります。
対象デバイス、対象OS | キャッシュをクリアにする方法 |
---|---|
Windows Internet Explorer(IE) | Ctrl + F5 |
Google Chrome | Ctrl + F5 |
Microsoft Edge | Ctrl + F5 |
Safari | Ctrl + R |
Apple Mac | Command + R(Google Chrome、Safari) |
③キャッシュ系プラグインの無効化する
キャッシュ系プラグインにキャッシュが残っている場合、パーマリンクの変更が反映されないことがあります。
一度無効化してみてください。
キャッシュ系プラグインには以下のものがあります。
- WP Rocket
- WP Super Cache
- WP Fastest Cache
- W3 Total Cache
- Flying Scripts by WP Speed Matters
- LiteSpeed Cache
④レンタルサーバー会社に連絡する
①~③の方法で改善されない場合、レンタルサーバー会社に連絡して改善してもらうのが一番早いです。
パーマリンク設定を管理しているのはレンタルサーバー会社だからです。
レンタルサーバー会社はApacheなどのWEBサーバーを使い、パーマリンクを管理しています。
どうしてもパーマリンクを変更できない時は、レンタルサーバー会社に依頼しましょう。
コメント